2025年02月08日
2025年02月04日
2025年01月28日
ワンダーフェスティバル2025Winter 新製品情報
2月9日のワンダーフェスティバルまで2週間を切りました。今回の新製品は以下の2点を用意いたしました。
1/144 CH-54 タルヘ”スカイクレーン” ¥4,500

1962年に初飛行した大型輸送ヘリコプターであるCH-54は胴体下に大きな空間を設け、そこにコンテナ型の輸送モジュールを取り付けたり、車両や野砲などをスリングして輸送することのできるという他にはない特徴を持ちアメリカ陸軍で約40年もの間使用されました。2基のターボシャフトエンジンを搭載し、搭載重量は9tとされていますが、約15tのM551シェリダン空挺戦車を吊り下げた写真も存在しており、額面以上に力強い機体だったことがうかがえます。この機体の外観上の特徴として機体上部のエンジンやローター基部がむき出しになっていることが挙げられますが、エンジンの冷却効率を上げることと軽量化の両方の意味があるようです。あくまで後方での輸送任務を行うための機体ですから、エンジン部分の防御力よりも輸送力を重視した結果だと思われます。
キットはこの特徴であるエンジン回りを始め、全体的のディテールをこれまでのキットよりも一段階解像度を上げより精密感を強調したものとしました。また、箱絵に描かれている救急輸送コンテナとは別に、兵員輸送コンテナのパーツを用意しました。ジオラマにも使いやすい機体なので同スケールのAFVと組み合わせた表現も楽しめるものとなっています。
1/144 グラマン E-1B トレーサー ¥4,000
1940〜50年代において、航空母艦で運用できる早期警戒機としてTBMアヴェンジャーやA-1スカイレイダーを改造した機体を使用していましたが、能力を向上させるためにはより大型の機体が求められるようになりました。グラマン社では、すでに対潜哨戒機S-2トラッカーの輸送機型であるC-1を母体とした早期警戒機を開発、1958年に初飛行させました。これが後のE-1トレーサーです。トレーサーの最大の特徴は胴体上部に設置された巨大なレーダードームで内蔵されたレーダーは260nmの探知能力がありました。それ以外にも主翼や胴体の延長、垂直尾翼が双尾翼になっているなどC-1やS-2と外観上の違いがあります。E-1は艦上機としては比較的大型の機体ではありましたが、それでも容積的な余裕がないため運用が難しかったようで、より大型のE-2ホークアイが開発されることになりました。
E-1は比較的シンプルなデザインの機体ですが、背中の大きなレドームがあることで模型的に映えるものとなりました。デカールは2種類を選択でき、その一つはレドームに大きなコウモリを描いたVAW-111部隊のものとなっています。
E-1は比較的シンプルなデザインの機体ですが、背中の大きなレドームがあることで模型的に映えるものとなりました。デカールは2種類を選択でき、その一つはレドームに大きなコウモリを描いたVAW-111部隊のものとなっています。
2024年07月27日
2024年07月23日
WF2024Summer ガンプラ売ります!
今回のWFでは前回でもご好評いただきましたガンプラを販売いたします。前回同様HGシリーズ、2〜4個のセット売りが中心となります。あくまで個人のコレクションの放出のため、箱の状態が良くないものも混じっていますが、内袋未開封、マニュアル付属を確認しております。「組む派」の皆様には問題なくご活用いただけますので、ご興味のある方はぜひのぞきに来てください。
ワンダーフェスティバル2024Summer新製品情報
ぎりぎりの発表となってしまい恐縮です。7月28日のWFでの新製品を発表いたします。今回はレアでレトロなアメリカ海軍機2機種を用意いたしました。
1/144 チャンス・ヴォート F7U-1 カットラス”ブルーエンジェルス” ¥3,700
1/144 チャンス・ヴォート F7U-3 カットラス”アメリカ海軍” ¥3,700
1/144 チャンス・ヴォート F7U-3 カットラス”アメリカ海軍” ¥3,700
1945年のアメリカ海軍による高速艦上戦闘機の求めに応じ、チャンス・ヴォート社が開発を行ったのがF7Uカットラスです。後退角のついた主翼を機体後方に配置し、主翼上に垂直尾翼を配置した無水平尾翼機という、それまでの航空機とは大きく異なる斬新な設計でしたが、主翼が後方にあるため離着陸時の迎え角を大きくとる必要があり、そのせいでコクピットからの前方視界が劣悪になってしまいました。F7U-1一号機は空母適合性試験において不適格とされ、14機のみ生産され、そのほとんどは試験飛行や訓練用に使用されましたが、その内の2機はアクロバットチーム”ブルーエンジェルス”のソロとして採用されました。ヴォート社はF7U-1の改良を進めてはいましたがアメリカ海軍はそれらをキャンセルして別設計のF7U-3の発注に切り替え、計140機が生産されました。キャノピーの大型化などで離着陸時の前方視界の改善が行われたものの、根本解決には至らず、わずか3年で後継機種と交代となりました。そういった意味で残念な戦闘機として語られる本機ですが、F7U-3Mではレーダー誘導ミサイルであるスパローの初期型を海軍で始めて運用できるようになったり、運動性の面においてはパイロットの評価が高かったととも言われています。また、ヴォート社では、前方視界を確保するため主翼ごとジャッキアップして機首が上を向きすぎないようにするというこれまた斬新な機構を持つF-8クルセイダーを開発し、そのクルセイダーを元に長らくアメリカ海軍の攻撃の中枢として機能したA-7コルセアUを開発したわけですから、カットラスの失敗は無駄ではなかったとも言えます。
キットはシルエットこそ似ていますが全く異なる形状のF7U-1、F7U-3の2種を用意いたしました。F7U-1は唯一の功績ともいえる"ブルーエンジェルス"ソロ機のマーキングとしました。実戦機としては機能できませんでしたが、歴代ブルーエンジェルスコンプリートには欠かせない機体です。F7U-3には燃料タンクの他スパロー1のパーツも付属しています。付属のデカールはM型でないものも含まれているので、史実にこだわる場合は装備できないということになるのですが、当時のミサイルは赤で塗装されていることも多く、良いアクセントになるのでパーツとして用意いたしました。
1/144 ノースアメリカン AJ-1 サヴェージ ¥4,000
冷戦の開始に伴い、アメリカ海軍でも空母搭載機に核爆弾を運用できる機体が必要とされました。しかし当時の核爆弾はかなり巨大で、小型の攻撃機では搭載不可能だったため、爆撃機サイズのAJ-1サヴェージが開発されることになりました。敵よりも先に核爆弾を落とし、爆弾投下後は速やかに爆発範囲から離れる必要があったため、本機には高速性能が求められてましたが、当時のジェットエンジンは着艦時に必要な低速性能を持っていなかったため、主翼上のレシプロエンジン2基に加え、胴体後部にジェットエンジン1基を搭載するという極めて珍しいエンジン構成となりました。AJ-1と後継機であるAJ-2合わせて11年ほど運用されましたが、運用途中にジェットエンジンのみで飛行するA-3スカイウォーリアーが登場したため、徐々に写真偵察や空中給油機として使用されるようになります。ジェットエンジンを1機搭載していたとはいえ、最高速度は750km/h程度だったようなので実際に核攻撃作戦を行う場合を想定すれば速度不足は否めなかったわけですが、それでもこの機体を運用するという選択をしなければならないほど、冷戦当初の核戦争の恐怖と、それによる狂気がアメリカ軍(もちろんソ連軍も)に渦巻いていたという証左なのかもしれません。
空母艦上機といっても、大戦中の中〜大型爆撃機のサイズがあるため、完成するとなかなか迫力があります。爆弾倉の扉は開閉選択式で、通常の爆弾のパーツの他に、原子爆弾のパーツも選択できるようにしました。正直核爆弾の付属は個人的な心情として悩みましたが、この機体のアイデンテティでもあり、歴史的事実でもあるということでパーツ化することにしました(制作時には複雑な気分でしたが)。付属している通常爆弾とそのサイズの違いなどを比較していただき、核兵器というものについて改めて考えていただける機会となるといいなと思っております。
今回のブース番号は1-18-03となります。
2024年03月07日
3月10日(日)モデフェス@アキバ参戦!
今週の日曜日(3/10)に開かれるモデフェス@アキバにてTriplenutsキットおよびデカールを販売いたします。
※WF時とは一部販売価格が異なる商品がございます。
※WF時とは一部販売価格が異なる商品がございます。
また、WFでもご好評いただきましたガンプラも持ち込みます。WFの残りだけでなく新たにご用意しました。基本WFと同じく2〜3個のセットにて販売いたしますが、単品で販売する商品も一部持ち込みます。他の出展者の方でもガンプラを持ち込まれるようですので、3月10日の秋葉原では一番ガンプラの種類が豊富な場所になるかもしれませんね。
モデフェス@アキバの情報は下記URLにてご確認ください。
https://twitter.com/modefes
https://twitter.com/modefes
2024年02月10日
2024年02月07日
ガンプラ売ります!
今回、個人的にコレクションしているガンプラを多く持ち込んで販売いたします。主にHGシリーズで2〜3個をまとめたセットにてご提供いたします。貴重なアイテムのセットについては若干のプレミア価格とさせていただきますが、あまり高額にならないように留意して値付けいたします。「飛行機だけでなくガンプラも好き!」という方はぜひのぞきに来てください。
2024年01月31日
2024WonderFestival Winter 新製品情報
来たる2/11(日)のワンダーフェスティバルに出品する新製品を発表いたします。
1/144 ブラックバーン バッカニアS.2B/C ¥4,000
1/144 ブラックバーン バッカニアS.50 ¥4,000
1/144 ブラックバーン バッカニアS.50 ¥4,000

イギリス海軍の艦上攻撃機として開発された本機は、低空侵攻攻撃能力を重視し、高い運動性と機体剛性を高めた設計が施されています。1958年の初飛行から湾岸戦争を経て1994年まで使用されました。特徴的なシルエットの胴体に面積の小さい主翼を持ち、翼面/翼幅荷重を軽減するために吹き出しフラップという機構を採用して着艦速度を落とすなど、艦上攻撃としての運用と低空侵攻のための能力を両立させることに成功しています。当初は胴体の回転式弾倉に搭載した爆弾を主な攻撃方法としていましたが、S.2B以降は空対艦ミサイルの運用が可能となり、爆弾倉には一体型の燃料タンクを装備することが一般的になりました。当初はイギリス海軍のみの配備でしたが、のちに一部をイギリス空軍に移管されたほか、南アフリカ空軍向けに16機が輸出されました。
キットは空母甲板上での収納状態のための折り畳み主翼、エアブレーキ、機首パーツが付属しています(組み立て時選択式)。デカールは空軍と海軍の主な塗装パターンを用意いたしました。武装は対艦ミサイル、スリッパタンクの他、爆弾倉に装着できる爆弾も用意(さすがに回転弾倉は再現できませんでしたが)し、爆弾を装備する代わりに装着できる燃料タンクのフェアリングもパーツとして用意いたしました。南アフリカ空軍のS.50には特徴的な背部のブレードアンテナのパーツも付属しています。
1/144 フェアリーガネット AS.4 ¥4,000
1/144 フェアリーガネット ASW.3 ¥4,000
1/144 フェアリーガネット ASW.3 ¥4,000

1955年より配備されたイギリス海軍の艦上対潜哨戒機。2つのターボプロップエンジンを結合させて二重反転プロペラを回すという独特な機構を持ち、3名の搭乗員と907kgの爆弾を胴体に収めるため、かなり太く大きな胴体を持ちます。そのガネットの早期警戒型として開発されたのがASW.3型で、対潜型よりもスリムになった胴体に大型のレーダードームを胴体下に装備しています。
かつてウレタンレジンキットとして発売したガネット AS.4をTriplenutsClassicsシリーズとして3Dプリモデル化いたしました。ウレタンレジン時と同じように畳んだ状態の主翼も再現できます(組み立て時選択式)。ウレタンレジン時代にはなかった爆弾倉用の武装も付属しています。さらに今回はASW.3型も製品化。同じガネットでも胴体形状が大きく異なるため、かなり異なった印象の機体となりました。こちらも畳んだ状態の主翼パーツが付属しています。
1/144 Bell222 ¥3,200

ベル222は1980年代に販売が開始されたベル社の民間型ヘリコプターです。同時期に放映されたアメリカのTVドラマの主役機の改造ベース機として使用されたことで有名になりましたが、ドラマのヒットとは裏腹にあまり販売数は多くなかったとも言われています。ただ、同機はいくつかのバージョンアップが行われ、改良型のベル230は多くが生産されました。ジェットレンジャーをより洗練させたような流麗なデザインは今の目から見ても古さを感じさせないものとなっています。
キットにはアメリカの救急ヘリ「MERCYAIR」のデカールが付属しています。基本Bell222の降着装置はランディングギアなのですが、スキッドのパーツもオプションとして付属しています。
2023年07月28日
2023年07月21日
ワンダーフェスティバル2023 Summer 新製品情報
7月30日に開催されるワンダーフェスティバル2023 SummerにおいてのTriplenutsの新製品情報をお知らせいたします。
1/144 ダッソー ミラージュG.8 01 ¥3,600
1960〜70年代に戦闘機開発者達を悩ませた問題として、「超音速戦闘機を如何にして安全に着陸させるか」というものがありました。戦闘機の最高速度をマッハ2以上にするには大型、大出力のエンジンを搭載し、後退角の強い主翼を装備させることが良いとされていましたが、そうすることにより着陸時の速度を下げられない(後退角の強い主翼は失速速度が高い)ことが問題となったわけです。この問題の解決策の一つとして、第二次世界大戦時にドイツ軍にて考案されていた可変後退翼が各国で研究され、そのいくつかは実用化されました。フランス(イギリスと共同で)でも可変後退翼を持つミラージュVGを試作し、良好な性能を実証しましたがフランス政府はこの計画を取りやめてしまったため、用化はされませんでした。その後機体を大型化したミラージュG.4が計画されましたが、フランス国内の経済悪化のため
G.4を簡素化したG.8が開発されましたが、開発コストの高騰やオイルショックをなどの経済情勢の変化によって計画は中止されました。
ミラージュF.1に続いてデルタ翼ではないミラージュシリーズのキットとなります。可変翼パーツは胴体とは別パーツとなっていますが、1/144だとグローブ部分が極薄になってしまうため、完成後に動かすことはできません。作成時に好みの後退角度ご調整ください。G.8には単座、複座の2種類が存在しますが、本キットは複座型となります。
1960〜70年代に戦闘機開発者達を悩ませた問題として、「超音速戦闘機を如何にして安全に着陸させるか」というものがありました。戦闘機の最高速度をマッハ2以上にするには大型、大出力のエンジンを搭載し、後退角の強い主翼を装備させることが良いとされていましたが、そうすることにより着陸時の速度を下げられない(後退角の強い主翼は失速速度が高い)ことが問題となったわけです。この問題の解決策の一つとして、第二次世界大戦時にドイツ軍にて考案されていた可変後退翼が各国で研究され、そのいくつかは実用化されました。フランス(イギリスと共同で)でも可変後退翼を持つミラージュVGを試作し、良好な性能を実証しましたがフランス政府はこの計画を取りやめてしまったため、用化はされませんでした。その後機体を大型化したミラージュG.4が計画されましたが、フランス国内の経済悪化のため
G.4を簡素化したG.8が開発されましたが、開発コストの高騰やオイルショックをなどの経済情勢の変化によって計画は中止されました。
ミラージュF.1に続いてデルタ翼ではないミラージュシリーズのキットとなります。可変翼パーツは胴体とは別パーツとなっていますが、1/144だとグローブ部分が極薄になってしまうため、完成後に動かすことはできません。作成時に好みの後退角度ご調整ください。G.8には単座、複座の2種類が存在しますが、本キットは複座型となります。
1/144 ロッキード FB-22 ストライクラプター ¥4,000
F-15Eストライクイーグルの後継としてロッキード社から提案されたF-22の戦闘爆撃型がFB-22です。F-22Aラプターをデルタ翼化し、ウエポンベイを拡張して爆弾の搭載量を増やすというものでしたが、開発費用が高額であること、米軍が亜音速ステルス爆撃を望んだこと、F-22A自体の生産が中止されたことなどを受けてFB-22の計画も中止となりました。
実際に制作されなかった完全な計画機のモデル化はTriplentutsでは初となります。ロッキードから発表されているイラストやF-22Aを参考に、不足する部分は想像で補った上で制作してみました。メインウエポンベイは長さを1.5倍に拡張、サブウエポンベイも同じく1.5倍に拡張しましたが、サイドワインダーを搭載しないようにしてもGBU-39誘導爆弾は16発(キットに付属)しか積むことはできないので、それほどペイロードが多くはならないようです(計画では外部搭載式のウエポンベイも検討されていたようです)。またF-22Aのサブウエポンベイの扉は上下に分割して開く構造となっていますが、これだと爆弾の投下が困難(下扉が投下した爆弾に当たってしまう)ため、分割せずメインウエポンベイと同様に途中で折れる構造に変更しています。塗装パターンは実戦機風のものを用意しましたが、実機が存在しないわけですから好きにアレンジすることをお勧めします。
F-15Eストライクイーグルの後継としてロッキード社から提案されたF-22の戦闘爆撃型がFB-22です。F-22Aラプターをデルタ翼化し、ウエポンベイを拡張して爆弾の搭載量を増やすというものでしたが、開発費用が高額であること、米軍が亜音速ステルス爆撃を望んだこと、F-22A自体の生産が中止されたことなどを受けてFB-22の計画も中止となりました。
実際に制作されなかった完全な計画機のモデル化はTriplentutsでは初となります。ロッキードから発表されているイラストやF-22Aを参考に、不足する部分は想像で補った上で制作してみました。メインウエポンベイは長さを1.5倍に拡張、サブウエポンベイも同じく1.5倍に拡張しましたが、サイドワインダーを搭載しないようにしてもGBU-39誘導爆弾は16発(キットに付属)しか積むことはできないので、それほどペイロードが多くはならないようです(計画では外部搭載式のウエポンベイも検討されていたようです)。またF-22Aのサブウエポンベイの扉は上下に分割して開く構造となっていますが、これだと爆弾の投下が困難(下扉が投下した爆弾に当たってしまう)ため、分割せずメインウエポンベイと同様に途中で折れる構造に変更しています。塗装パターンは実戦機風のものを用意しましたが、実機が存在しないわけですから好きにアレンジすることをお勧めします。
1/144 ノースロップ・グラマン T-X ¥3,400
傑作練習機T-38タロンの後継としてアメリカ空軍が計画したがT-Xプロジェクトではアメリカ内外の多くの航空機メーカーが参加しました。T-38の生みの親であるノースロップ(現ノースロップ・グラマン)社もこの計画に参加、傘下のスケールド・コンポジッツ社によって新たな試作練習機が開発されました。公表された機体はT-38を現代的にブラッシュアップしたような機体で、流れるようなボディラインからつながる大きな垂直尾翼を持つ美しいシルエットを持っていました。しかし、ノースロップ・グラマンは比較的早くこの計画からのドロップアウトを決めてしまい、結果としてT-Xはボーイング/サーブの共同開発による機体に決定しました。
ドロップアウトした影響でこの機体についての資料は数枚の写真以外は存在していません。諸元も公表されていないのですが、前脚はT-38系統と同様の構造に見えるため、T-38の前脚の寸法を全長のサイズを割り出し、他にも映り込んでいるパイロットの頭や自動車のサイズを参考に調整を行いました。パネルラインについては機体が真っ白なため判別が難しかったので、判る範囲でのみスジボリを再現しています。
傑作練習機T-38タロンの後継としてアメリカ空軍が計画したがT-Xプロジェクトではアメリカ内外の多くの航空機メーカーが参加しました。T-38の生みの親であるノースロップ(現ノースロップ・グラマン)社もこの計画に参加、傘下のスケールド・コンポジッツ社によって新たな試作練習機が開発されました。公表された機体はT-38を現代的にブラッシュアップしたような機体で、流れるようなボディラインからつながる大きな垂直尾翼を持つ美しいシルエットを持っていました。しかし、ノースロップ・グラマンは比較的早くこの計画からのドロップアウトを決めてしまい、結果としてT-Xはボーイング/サーブの共同開発による機体に決定しました。
ドロップアウトした影響でこの機体についての資料は数枚の写真以外は存在していません。諸元も公表されていないのですが、前脚はT-38系統と同様の構造に見えるため、T-38の前脚の寸法を全長のサイズを割り出し、他にも映り込んでいるパイロットの頭や自動車のサイズを参考に調整を行いました。パネルラインについては機体が真っ白なため判別が難しかったので、判る範囲でのみスジボリを再現しています。
1/144 ノースロップ・グラマン F-39 タイガーフィッシュ ¥3,400
新企画、「Triplenuts Fiction」が発動します。その第1弾が「F-39 タイガーフィッシュ」。
上記の通りノースロップ・グラマンT-Xは採用されなかったのですが、もし採用されていたらそれを元にした戦闘機の開発を行ったのではないか?という妄想を元にT-Xの単座戦闘機型を制作してみました。あくまでTriplentusオリジナルデザインなので、もし気に入っていたければ嬉しいです(以下の設定は完全に妄想なので、本気にしないでくださいね)。
新企画、「Triplenuts Fiction」が発動します。その第1弾が「F-39 タイガーフィッシュ」。
上記の通りノースロップ・グラマンT-Xは採用されなかったのですが、もし採用されていたらそれを元にした戦闘機の開発を行ったのではないか?という妄想を元にT-Xの単座戦闘機型を制作してみました。あくまでTriplentusオリジナルデザインなので、もし気に入っていたければ嬉しいです(以下の設定は完全に妄想なので、本気にしないでくださいね)。
T-Xプロジェクトでノースロップ・グラマン案が採用されると、同社はすぐにこの機体を元にした戦闘機が自社費用にて開発する。機首を単座化し、20mm機関砲(引き出し式)を装備、T-Xの主翼端を切り取る形でミサイルランチャーを装備し、AMRAAMやGPS爆弾などの最新兵装にも対応している。同社の旧作F-20では廉価な小型戦闘機としてF-16の購入が難しい第3諸国需要をターゲットとしていたが、F-39のターゲットは機体規模が近く輸出実績の高いサーブグリペンであるとされ、準ステルス性能と最新のアビオニクス性能を強調したセールスを行うと見込まれているが、RCSは小さくされているとはいえ純粋なステルス機ほどではないし、グリペンに比べイロードが小さいとも想定されているため、多くの軍事評論家はセールス的には厳しくなると予想している。愛称である「タイガーフィッシュ」はアフリカに生息する巨大で獰猛な肉食魚から取られたものだが、旧作の「タイガーシャーク(イタチザメ)」に比べれば迫力不足と揶揄する声も少なくない。
以上です。ブース番号は7-05-1となります。
2023年02月02日
WF2023Winter 新製品情報
来たる2/12(日)に開催されるワンダーフェスティバル2023Winterにて販売する新製品についてお知らせします。
FMA IA-58 プカラ ¥3,600

アルゼンチンの国産COIN機であるプカラ。対ゲリラ戦用対地攻撃機である同機は防弾ガラスのキャノピー、機体下面に装甲板を装備し、ランディングギアも強固なものを装備しています。固定武装として20mm機関砲2門(B型は30mm)と7.62mm機銃4門を装備し、3つのハードポイントには合計1,5tの武装が装着できるが、高度なレーダーや電子機器は搭載していないため、誘導兵器は搭載できません。逆に言えば徹底してCOIN機の機能を形にした機体とも言えるのですが、1982年のフォークランド紛争のような大規模戦闘では戦果を挙げることはできず、歩兵が持つ地対空ミサイルや空爆などで多くが失われました。
今回の新製品からは8Kの3Dプリンタを導入。より精細なディテール表現となりました。COIN機らしい愛嬌のある機体形状とハードポイント下の武装の力強さを表現するため、武装は燃料タンク以外にも、TERを介してロケットポッドを6基装備できるようにしました。
今回の新製品からは8Kの3Dプリンタを導入。より精細なディテール表現となりました。COIN機らしい愛嬌のある機体形状とハードポイント下の武装の力強さを表現するため、武装は燃料タンク以外にも、TERを介してロケットポッドを6基装備できるようにしました。
JH-7(FBC-1) フライングレオパルド ¥3,900

結構大柄な機体なので1/144でもそれなりに迫力があります。キャノピーは初期型の防弾ガラスが付いたタイプと後期型の一体型の2つが付属。機体後部下面のフィンも初期型は1枚、後期型は左右一対となっており、それも選択式にしております。武装は翼端のAAM、胴体/翼下の燃料タンクに加え、対艦ミサイル2発を装備することができます。
ダッソー エタンダールIV ¥3,500

ダッソー・ブレゲ― シュペルエタンダール ¥3,500

TriplenutsClassicsシリーズとしてエタンダール2種を製品化。かつてのレジンキット版ではシュペルエタンダールのみでしたが、今回はその元となったエタンダールIVもラインナップしました。エタンダールIVは元々空軍機として1950年代に開発を行っていた機体を空母艦載機として再設計したもので偵察型を含めて90機が生産されました。シュペルエタンダールは1970年代後半に計画されたエタンダールIVの後継機がいずれも不適格となったため、エタンダールIVを改造した機体として採用されました。エンジンやレーダー、FCS全てが強化されていますが、機体自体は約90%ほどはエタンダールIVと共通でした。フランス海軍ではシュペルエタンダールの退役は2016年で、元々50年代の設計の機体がそこまで運用されていたことに驚かされます。
エタンダールIVとシュペルエタンダールは特徴的な機首以外にも結構細かいところに違いあり、極力その違いを再現してみましたが、ほぼほぼ間違い探しのような状態感じではあります。今回、シュペルエタンダールにはエグゾセ対艦ミサイルが付属します。また、スペシャルギミックとして胴体下部のスピードブレーキは開状態、閉状態を選択して組み立てることができます(シュペル/IV共に)。
今回、新製品以外にご報告があります。現在の「3Dプリモデル光」になる以前の製品(半透明のアクリル素材)についてですが、このアクリル素材キットはDMM make.様にて生産していただいていたのですが、年々値上げが続いておりました。それでも旧製品については価格を据え置いて生産していただいていたのですが昨年7月それらも現在の価格を基準として価格が大幅に上昇してしまいました。昨今の景気事情を考えればやむ負えないことと思いますが、物によっては旧価格の4倍以上になっているものもあり、このまま追加生産を行うことはできなくなってしまいました。そこで、一部のアイテムについて「3Dプリモデル光」とアクリルパーツとの「ハイブリッド版を開発いたしました。
ハイブリッド版は上の写真を見ていただければ一目瞭然だと思いますが、胴体や主翼など体積の大きなパーツを「3Dプリモデル光」でプリントし、細部パーツをアクリル素材としています。こうすることで製品価格を今以上にならないように抑えることができます。すべて「3Dプリモデル光」化しなかったのは勘合精度や軽さなどアクリル素材ならではの利点があるためです。今回はX-32B、Mig-29UB、YF-17 コブラの3点がハイブリッド版となりますが、今後もフルアクリル版の在庫が尽きたアイテムについては順次ハイブリッド版となる予定です。フルアクリル版をご希望の方は早めのご購入をお勧めいたします。
今回の卓番号は7-16-8となります。今回もよろしくお願いします。
2022年07月25日
WFの御礼とお詫び
本日はワンダーフェスティバル2022Summerにおいて当ブースにお越しいただき、誠にありがとうございました。前回よりも多くの皆さんとお話させていただくことができ、大いに楽しむことができました。これからも皆さんに支持していただけるように精進していきたいと思いますのでよろしくお付き合いいただければ幸いです。
ただ、一つお詫びしておかなければならないことがあります。今回の新製品である「S-100シュネルボート」のデカールが封入されていないものがあることがわかりました。つきましては以下のサポート用メールアドレスをオープンいたしますので、S-100をご購入の方は一度中をご確認いただき、デカールが封入されていない場合には当方へご連絡をお願いいたします。メールにはデカールの発送先住所とご氏名を記載いただければ、すぐにデカールを発送させていただきます。いただいた個人情報はデカール発送後メールごとすぐに削除を行いますが、ご心配な方は次回のWFにて当方に直接お申し出いただければデカールをお渡しいたします。
tnuts@v102.vaio.ne.jp
上記アドレスは常時使用しているものではないのですが、本日より2か月間程度は毎日確認し、ご連絡いただいた方にはすぐにご対応するようにいたします。S-100以外の商品でも不足があると思われる場合には上記メールアドレスからご連絡をお願いします。
以上、大変お手数をおかけして申し訳ございませんが、なにとぞよろしくお願いします。
2022年07月23日
2022年07月19日
WF2022Summer新製品情報
遅くなってしまいましたが7月24日のWFでの新製品を発表いたします。今回はレトロなイギリス機3種と、初の艦艇キットを新発売いたします。
1/144 S-100 シュネルボート ¥8,000
今回は新企画!第二次世界大戦時のドイツ軍装甲魚雷艇を開発いたしました!
S-100は高速魚雷艇として開発された通称「Sボート」と呼ばれる艇の1種で、排水量は約112t、ブリッジを装甲で覆い船首に2門の魚雷発射管を持ちます。対空、対艦用の兵装として20mm機関砲(単砲身と連装の2基)と37mm砲を備え、40ノット以上の高速性を生かして通商破壊作戦を行いました。ボートといっても全長は約35mあり、1/144としても25cm近くあります。高速艇らしいスマートな船体に砲台3機に魚雷や機雷を搭載した姿は迫力があり、飛行機と比べてボリュームも大きい上に、甲板上の艤装によって密度感の高い仕上がりとなりました。ドイツレベルからは1/144のU-ボートやZ級駆逐艦も発売されていますので、それらと並べるといった楽しみ方もできると思います。ただ、手すりや細かいパーツは飛行機よりも多いため組み立て難易度はかなり高くなっております。
1/144 デ・ハビランド シーヴィクセン FAW.2 ¥3,500
元々イギリス空軍機として1950年代に開発された全天候型戦闘機。墜落事故により空軍では契約がキャンセルされましたがその後海軍によって採用され、艦上戦闘機として導入されることになりました。左右のテイルブームに水平尾翼を配置するという機体デザインは、機体サイズを大きくしても重量を減らすことができるという利点から採用されたもので、当時のエンジン出力の低さをカバーする手法の一つとして採用されたものです。また、パイロットを左に、レーダー手を右に配置し、それぞれキャノピーの形が違うという左右非対称な形状を採用したため、非常に個性的な見た目となっています。キットは後期型であるFAW.2を再現。ファイストリークミサイル4発を翼下に取り付けることができます。
1/144 スーパーマリン スイフト FR.5 ¥3,200
1954年から就役したイギリス空軍の迎撃戦闘機。後退翼と流麗な機体で当時の速度記録を更新するなどで期待を集めましたが、事故が相次いだことと改良型が空軍が求める性能に達しなかったことが理由で当初の予定よりも生産数は大幅に削減され、短期間で同年代の戦闘機であるホーカーハンターにとって代わられることとなりました。結果的には残念な機体と言われるようにはなりましたが、複雑なラインを描く主翼前縁など、当時の戦闘機としては先進的なフォルムを持つ同機は今の目から見ても魅力的です。キットはその機体形状ゆえに少ないパーツ数で納めることができましたので組みやすいものとなりました。兵装としてロケット弾16発を翼下にフル装備できるようにしましたが、同機の写真でフル装備しているものはほとんど見られず、実際にはあまり装備されなかったのではないかと思います。
1/144 グロスター ミーティア F.8 ¥3,200
イギリス初の実用ジェット戦闘機として有名なミーティア。機体設計自体はそれほど斬新なものではなく、高性能とは言えない機体ではありましたが、多くの改良型のバリエーションが造られた結果、信頼性において高い評価を受けることとなりました。ミーティアF.8は後期型で、与圧コクピット、バブル型キャノピー胴体後部の延長など前期型とは大きく変化しています。食玩にて初期型のミーティアはかつて発売されておりましたので、今回は後期型を制作いたしました。バブルキャノピー化や胴体延長がなされているため、初期型よりも精悍なイメージとなっています。翼下には燃料タンクかロケット弾8発を選択して装備させることができます。また、今回のスペシャルギミックとしてエンジン上部の外板を別パーツとし、内部のエンジンを再現してみました。
ブース番号は6-17-09となります。皆様のお越しをお待ちしております!