2018年07月23日

ワンダーフェスティバル2018Summer出展情報(その1)

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ずいぶんとギリギリの発表となりましたが、今回は訳がありまして…。Triplenutsでは新たに光造形3Dプリンターを導入、その運用と生産に時間がかかってしまっていたのでした。とうことで今回のピックアップポイントはこちら!

3D造形にご興味のある方は最近の光造形3Dプリンターの進化(というか低価格化)の情報をご存知の方も多いと思います。ご多分に漏れずTriplenutsも前回のWF終了後に光造形プリンターを入手しテストを続けておりました。家庭用の光造形プリンターとしては「Form2」が有名ですが、それも登場から数年が経っていますし、これまでTriplenutsがプリントセンターに発注していたアクリル系の業務用3Dプリンターもかなり前に登場したものです。今回導入した3Dプリンターはそれらに比べても遜色のない出力が可能とであることが確認できましたので、今回は試金石として光造形プリンターによる製品化を行ってみました。

とはいえ、家庭用プリンターで製品レベルのものが出力できるのか?という疑問をお持ちの方も多いとは思います。その真価はぜひWFでご確認いただきたいのですが、とりあえずここでは大雑把にアクリル系の業務用3Dプリンターとの違いを記しておきましょう。

1,材質の違い
アクリル系プリンターはシャープですが非常に硬く、積層痕を消すのに結構手間がかかりました。しかし、光造形プリンターはウレタンレジンの方に近く、より柔軟でありながら、ヤスリが非常に通りやすい材質なので、積層痕処理にかかる時間は大幅に少なくなります。

2,サポート材
アクリル系プリンターは印刷時に出力品を支えるため熱融解性の材質をサポートとして出力します。本体とサポートが一体化していないことに利点も多いのですが、どうしてもサポート材が本体の表面に残ってしまうため、それを除去する作業が大変という一面もあります。光造形プリンターはサポートと本体は同じ材質であることが利点ではありますが、その分サポートをニッパーなどで除去してやる必要があります。

3,組み立てと塗装
薄いパーツや細いパーツはかなり柔らかい光造形プリンターの出力品ですが、その分曲げ強度はアクリル系よりも強い感じで、若干折れにくい印象です。はめ合わせはアクリル系に比べれば甘く、一部すり合わせが必要なパーツもありますが、旧来のウレタンレジンに比べれば格段に作業がしやすいものとなっています。パーツは柔らかいのに、塗装は普通のラッカーが普通に乗る(アクリル系よりも自然に乗ります)のがちょっと不思議な感覚です。

4,コスト
今回光造形プリンター導入の一番の目的はこれでした。というのも、アクリル系の発注コストが年々増加しており、F-14クラス以上のサイズのキットを制作した場合、販売価格を6,000円以上にしなければならず、頭を抱えている状況だったのです。光造形プリンターであればクオリティを落とさずこの点をクリアすることができ、前述のサイズであれば現時点でも4,500円までに抑えることが可能(もちろん電気代や自身の作業費を含めて)という計算になりました。これで今後大型機の開発についても積極的に検討できることになりそうです。

ということで今回の新製品ですが…。
posted by keeman at 18:46| Comment(0) | トリプルナッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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