2012年02月02日

3Dプリモデル(その2)3Dプリモデルの利点

で、この「3Dプリモデル」ですが、従来のレジンパーツと比べてどいうった違いがあるのか?というところが気になるところでしょう。まずは利点の部分から。

☆0.1mm単位のディテールが再現できる…
モデラでも0.1mm単位のディテールは不可能ではないのですが、折れやすくて高価な極細エンドミルを多用することになり、製品価格を抑えるためには、ディテールを追加することに躊躇することが多かったです。その点、3Dプリモデルではそれがある程度解消できるというのは大きな利点です。

☆パーツの収縮や気泡がない…
3Dプリモデルも樹脂である以上、全く収縮しないということでありませんが、2次原型をさらにレジンで量産する場合に比べ、収縮はほとんどないといってもよいぐらいです。また、当然のことながら、レジン注型では完璧に避けることが難しい気泡は発生しません。

☆強度が高い…
3Dプリモデルはレジンに比べて硬く、常温だと柔軟性が低いですが、強度は高くなっています。バックアイでは各翼のエッジはかなり薄くなっていますが、パーツを耐水ペーパーでそこそこ強めにやすりがけをしてもエッジは欠けませんでした(とはいえ、力をかけすぎると全体がパキッと割れてしまうと思いますが)。また、柔軟性が低いといっても、ランナーからニッパーでパーツを切り離す時にパーツにひびが入ったりするようなことはありませんでしたから、アクリル素材の様にバキバキに硬いというものなく、総体的に扱いやすい素材といえるでしょう。

☆レジンでは注型できない形状のパーツが作れる…
ランディングギアなど、複数の支柱が立体的に組み合わさっているパーツなどではレジンでは複数のパーツに分けて注型する必要がありますが、3Dプリモデルでは1パーツとして出力することが可能です。また、合わせ型による注型ではないため、円柱状のパーツも楕円になることはありませんし、バリも出ません。今回実際に3Dプリモデルに触れてみて、こういった小さくで複雑な形状/ディテールを持つパーツには絶大な威力を発揮することが実感できました。

さて、今回はまず3Dプリモデルの利点について解説しましたが、全てにおいて完璧というものはなかなか無いものです。次回は、3Dプリモデルの弱点についても解説することにします。
posted by keeman at 17:49| Comment(0) | トリプルナッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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