2023年02月02日

WF2023Winter 新製品情報

来たる2/12(日)に開催されるワンダーフェスティバル2023Winterにて販売する新製品についてお知らせします。

FMA IA-58 プカラ ¥3,600
アルゼンチンの国産COIN機であるプカラ。対ゲリラ戦用対地攻撃機である同機は防弾ガラスのキャノピー、機体下面に装甲板を装備し、ランディングギアも強固なものを装備しています。固定武装として20mm機関砲2門(B型は30mm)と7.62mm機銃4門を装備し、3つのハードポイントには合計1,5tの武装が装着できるが、高度なレーダーや電子機器は搭載していないため、誘導兵器は搭載できません。逆に言えば徹底してCOIN機の機能を形にした機体とも言えるのですが、1982年のフォークランド紛争のような大規模戦闘では戦果を挙げることはできず、歩兵が持つ地対空ミサイルや空爆などで多くが失われました。
今回の新製品からは8Kの3Dプリンタを導入。より精細なディテール表現となりました。COIN機らしい愛嬌のある機体形状とハードポイント下の武装の力強さを表現するため、武装は燃料タンク以外にも、TERを介してロケットポッドを6基装備できるようにしました。

JH-7(FBC-1) フライングレオパルド ¥3,900
1988年に初飛行した中国空軍の戦闘攻撃機。それまでロシア機のコピーや改造型を造り続けてきた中国軍が装備の近代化を進める過程で開発された機体です。ロシアのMig-25やSu-15、西側のF-4やジャギュアなどの意匠を取り入れたような機体デザインは確かに近代的には見えるのですが、どことなく垢ぬけない印象もあります。性能については公表されている以外のことはよくわからないのですが、FGR.1と同じロールスロイス・スペイエンジン2基という構成でF-4よりも大柄な機体であることを考えると多少パワー不足感があるように思います。ちなみに「FBC-1」という名称は輸出型につけられたものだそうですが、実際には輸出は行われていません。
結構大柄な機体なので1/144でもそれなりに迫力があります。キャノピーは初期型の防弾ガラスが付いたタイプと後期型の一体型の2つが付属。機体後部下面のフィンも初期型は1枚、後期型は左右一対となっており、それも選択式にしております。武装は翼端のAAM、胴体/翼下の燃料タンクに加え、対艦ミサイル2発を装備することができます。

ダッソー エタンダールIV ¥3,500

ダッソー・ブレゲ― シュペルエタンダール ¥3,500

TriplenutsClassicsシリーズとしてエタンダール2種を製品化。かつてのレジンキット版ではシュペルエタンダールのみでしたが、今回はその元となったエタンダールIVもラインナップしました。エタンダールIVは元々空軍機として1950年代に開発を行っていた機体を空母艦載機として再設計したもので偵察型を含めて90機が生産されました。シュペルエタンダールは1970年代後半に計画されたエタンダールIVの後継機がいずれも不適格となったため、エタンダールIVを改造した機体として採用されました。エンジンやレーダー、FCS全てが強化されていますが、機体自体は約90%ほどはエタンダールIVと共通でした。フランス海軍ではシュペルエタンダールの退役は2016年で、元々50年代の設計の機体がそこまで運用されていたことに驚かされます。
エタンダールIVとシュペルエタンダールは特徴的な機首以外にも結構細かいところに違いあり、極力その違いを再現してみましたが、ほぼほぼ間違い探しのような状態感じではあります。今回、シュペルエタンダールにはエグゾセ対艦ミサイルが付属します。また、スペシャルギミックとして胴体下部のスピードブレーキは開状態、閉状態を選択して組み立てることができます(シュペル/IV共に)。

今回、新製品以外にご報告があります。現在の「3Dプリモデル光」になる以前の製品(半透明のアクリル素材)についてですが、このアクリル素材キットはDMM make.様にて生産していただいていたのですが、年々値上げが続いておりました。それでも旧製品については価格を据え置いて生産していただいていたのですが昨年7月それらも現在の価格を基準として価格が大幅に上昇してしまいました。昨今の景気事情を考えればやむ負えないことと思いますが、物によっては旧価格の4倍以上になっているものもあり、このまま追加生産を行うことはできなくなってしまいました。そこで、一部のアイテムについて「3Dプリモデル光」とアクリルパーツとの「ハイブリッド版を開発いたしました。
ハイブリッド版は上の写真を見ていただければ一目瞭然だと思いますが、胴体や主翼など体積の大きなパーツを「3Dプリモデル光」でプリントし、細部パーツをアクリル素材としています。こうすることで製品価格を今以上にならないように抑えることができます。すべて「3Dプリモデル光」化しなかったのは勘合精度や軽さなどアクリル素材ならではの利点があるためです。今回はX-32B、Mig-29UB、YF-17 コブラの3点がハイブリッド版となりますが、今後もフルアクリル版の在庫が尽きたアイテムについては順次ハイブリッド版となる予定です。フルアクリル版をご希望の方は早めのご購入をお勧めいたします。

今回の卓番号は7-16-8となります。今回もよろしくお願いします。
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2022年07月25日

WFの御礼とお詫び

本日はワンダーフェスティバル2022Summerにおいて当ブースにお越しいただき、誠にありがとうございました。前回よりも多くの皆さんとお話させていただくことができ、大いに楽しむことができました。これからも皆さんに支持していただけるように精進していきたいと思いますのでよろしくお付き合いいただければ幸いです。

ただ、一つお詫びしておかなければならないことがあります。今回の新製品である「S-100シュネルボート」のデカールが封入されていないものがあることがわかりました。つきましては以下のサポート用メールアドレスをオープンいたしますので、S-100をご購入の方は一度中をご確認いただき、デカールが封入されていない場合には当方へご連絡をお願いいたします。メールにはデカールの発送先住所とご氏名を記載いただければ、すぐにデカールを発送させていただきます。いただいた個人情報はデカール発送後メールごとすぐに削除を行いますが、ご心配な方は次回のWFにて当方に直接お申し出いただければデカールをお渡しいたします。

tnuts@v102.vaio.ne.jp

上記アドレスは常時使用しているものではないのですが、本日より2か月間程度は毎日確認し、ご連絡いただいた方にはすぐにご対応するようにいたします。S-100以外の商品でも不足があると思われる場合には上記メールアドレスからご連絡をお願いします。
以上、大変お手数をおかけして申し訳ございませんが、なにとぞよろしくお願いします。
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2022年07月23日

それでは明日幕張で!

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ブースNo,6-17-9
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2022年07月19日

WF2022Summer新製品情報

遅くなってしまいましたが7月24日のWFでの新製品を発表いたします。今回はレトロなイギリス機3種と、初の艦艇キットを新発売いたします。

1/144 S-100 シュネルボート ¥8,000
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今回は新企画!第二次世界大戦時のドイツ軍装甲魚雷艇を開発いたしました!
S-100は高速魚雷艇として開発された通称「Sボート」と呼ばれる艇の1種で、排水量は約112t、ブリッジを装甲で覆い船首に2門の魚雷発射管を持ちます。対空、対艦用の兵装として20mm機関砲(単砲身と連装の2基)と37mm砲を備え、40ノット以上の高速性を生かして通商破壊作戦を行いました。ボートといっても全長は約35mあり、1/144としても25cm近くあります。高速艇らしいスマートな船体に砲台3機に魚雷や機雷を搭載した姿は迫力があり、飛行機と比べてボリュームも大きい上に、甲板上の艤装によって密度感の高い仕上がりとなりました。ドイツレベルからは1/144のU-ボートやZ級駆逐艦も発売されていますので、それらと並べるといった楽しみ方もできると思います。ただ、手すりや細かいパーツは飛行機よりも多いため組み立て難易度はかなり高くなっております。

1/144 デ・ハビランド シーヴィクセン FAW.2 ¥3,500
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元々イギリス空軍機として1950年代に開発された全天候型戦闘機。墜落事故により空軍では契約がキャンセルされましたがその後海軍によって採用され、艦上戦闘機として導入されることになりました。左右のテイルブームに水平尾翼を配置するという機体デザインは、機体サイズを大きくしても重量を減らすことができるという利点から採用されたもので、当時のエンジン出力の低さをカバーする手法の一つとして採用されたものです。また、パイロットを左に、レーダー手を右に配置し、それぞれキャノピーの形が違うという左右非対称な形状を採用したため、非常に個性的な見た目となっています。キットは後期型であるFAW.2を再現。ファイストリークミサイル4発を翼下に取り付けることができます。

1/144 スーパーマリン スイフト FR.5 ¥3,200

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1954年から就役したイギリス空軍の迎撃戦闘機。後退翼と流麗な機体で当時の速度記録を更新するなどで期待を集めましたが、事故が相次いだことと改良型が空軍が求める性能に達しなかったことが理由で当初の予定よりも生産数は大幅に削減され、短期間で同年代の戦闘機であるホーカーハンターにとって代わられることとなりました。結果的には残念な機体と言われるようにはなりましたが、複雑なラインを描く主翼前縁など、当時の戦闘機としては先進的なフォルムを持つ同機は今の目から見ても魅力的です。キットはその機体形状ゆえに少ないパーツ数で納めることができましたので組みやすいものとなりました。兵装としてロケット弾16発を翼下にフル装備できるようにしましたが、同機の写真でフル装備しているものはほとんど見られず、実際にはあまり装備されなかったのではないかと思います。

1/144 グロスター ミーティア F.8 ¥3,200
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イギリス初の実用ジェット戦闘機として有名なミーティア。機体設計自体はそれほど斬新なものではなく、高性能とは言えない機体ではありましたが、多くの改良型のバリエーションが造られた結果、信頼性において高い評価を受けることとなりました。ミーティアF.8は後期型で、与圧コクピット、バブル型キャノピー胴体後部の延長など前期型とは大きく変化しています。食玩にて初期型のミーティアはかつて発売されておりましたので、今回は後期型を制作いたしました。バブルキャノピー化や胴体延長がなされているため、初期型よりも精悍なイメージとなっています。翼下には燃料タンクかロケット弾8発を選択して装備させることができます。また、今回のスペシャルギミックとしてエンジン上部の外板を別パーツとし、内部のエンジンを再現してみました。


ブース番号は6-17-09となります。皆様のお越しをお待ちしております!
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2022年02月05日

卓番号は6-11-13です

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※明日は撤収を早めに行う可能性がありますのでご購入をご希望の方は早めにご来卓をお願いいたします。
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2022年02月04日

2022年02月03日

2022年02月02日

2022年01月28日

WF新製品情報(お久しぶり!)

約二年ぶりに、ワンダーフェスティバルが開催される予定となっています。この二年間、私自身このブログを完全に放置しておりましたが、ようやく新製品のお知らせができます。ただ現時点でもまだコロナ禍は収束に向かっているとは言えない状況なのでご来場を予定されている方は感染対策にご注意ください。私もディーラーとしてできる限りの対策は行うつもりです。それでは新製品のご紹介です。

1/144 アブロカナダ CF-105 アロー(3Dプリモデルキット) WF価格 ¥4,000-
冷戦初期、米ソの核戦略は爆撃機で敵地に侵攻し、核爆弾を落とすというもので、それに対抗するために各国は高速な迎撃機を必要としていました。アメリカの隣国であるカナダも当然高速迎撃機を欲していました。それを受けてイギリスのアブロ社の子会社であるアブロ・カナダ社が開発したのがCF-105 アローです。J75エンジンを2基装備し、巨大なデルタ翼を持ち、フライ・バイ・ワイヤの始祖ともいえるシステムを採用するという当時の最新鋭装備を盛り込んだ設計で、最大速度はマッハ2.3を目指していました。5機が試作されましたが、開発費の高騰と戦略思想の変化によってその必要性が薄れたため、開発が中止され試作機はすべてスクラップにされたそうです。キットは全長約16cmと大きく、面積の広い主翼と相まって1/144ながらかなりの迫力があります。また、スペシャルなギミックとしてウエポンコンテナの展開状態を選択することができ、ランチャーにAIM-4Dファルコン8発をフル装備することができます(実機は動作するウエポンコンテナは実装されなかったみたいですが)。

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1/144 コンベア F-102 デルタダガー(3Dプリモデルキット) WF価格 ¥3,700-
カナダのアローよりも約5年前にアメリカ空軍に採用された迎撃機がデルタダガーです。敵爆撃機を超音速で迎え撃つという当時の核戦略の一環として開発が提案されたのですが、まだ超音速ジェット機開発技術には未知の部分が多く、完成までにはかなりの時間を要してしまいました。結果的完成した機体は音速をわずかに超える速度までしか到達することができませんでしたが、それでも空対空ミサイル6発にウエポンベイ扉に内蔵されたロケット弾24発という重武装で当時ととしては貴重な戦力として扱われました。後に同機の後継機としてF-106デルタダートが開発されるに至りました。
1/144のデルタダガーのキットては旧オオタキの傑作キット(約半世紀前のキットです)がありますが、長らく再販されていないこともあり制作することにいたしました。こちらも、スペシャルギミックとしてウエポンベイを展開した状態をオプションで選択できるようにし、AIM-4DもしくはAIM-4Gを6発を装備させることができます。

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1/144 エアロスパシアル SA342 ガゼル(3Dプリモデルキット) WF価格 ¥2,800-
フランス、エアロスパシアル社の初期のベストセラーとなった汎用ヘリコプター。小型のキャビンに長いテイルブームには静音性を持つ「フェネストロン」と呼ばれるテイルローターシステムを採用するなど革新性を意識した設計となっていました。航空ファンには有名な某映画の主人公機の改造ベースとなったことでも有名ですね。キットは3Dプリモデルの利点を生かし、小さな機体をできるだけ細密に再現することに注力しました。フェネストロンのブレード一枚一枚がちゃんと出力されています。反面、繊細なパーツが多く組み立て難易度は高くなってしまい、パーツの切り離しはよく切れる精密ニッパーの使用をお勧めします(切れ味が悪いニッパーだと切断時の衝撃がパーツに伝わってパーツ自体を破損してしまうかもしれません)。どれぐらい細密かはぜひWFにて直接ご覧いただければと思います。

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1/144 フォーランド ナットT.1(3Dプリモデルキット) WF価格 ¥2,500-
1955年に初飛行が行われた超小型戦闘機の練習型がナットT.1です。全長は7.3mしかなく、単純にサイズだけを見ればゼロ戦よりも小さいジェット機ということになります。その小ささゆえに、イギリスでは戦闘機としての運用は行われませんでしたが、高い運動性と操縦性の良さから複座の練習機として改めて生産が行われました。またイギリスを代表するアクロバティックチーム「レッドアローズ」では同機を14年に渡って使用されたのも、高い運動性が評価されたためと言われています。
キットは小さいながらもできる限りディテールを細かく再現いたしました。今回同時に発売するアローも2人乗りですが、同じ2人乗りでもここまでサイズに差があるのか、と実感できます。デカールは練習機型かレッドアローズを選択することができます。

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1/144 LTV コルセアUシリーズ(3Dプリモデルキット) WF価格 各¥3,500-
かつて私がレジンキットでコルセアUを発売した直後に、複数の食玩メーカーから相次いでコルセアUが発売されてしまったため、すぐに販売を取りやめてしまったという経緯がありますが、そのコルセアUが3Dプリモデルでかえって参りました。しかも当時の3グレード(A-7E、A-7Eデザートストームカラー、A-7D)に加え、複座型のTA-7C(米海軍)T-7K(空軍型)2グレードをご用意しました。また、スペシャルギミックとして折りたたんだ状態の主翼パーツを全てのグレードにご用意しております(組み立て時の選択式)。コルセアUの食玩も今となっては入手困難でもありますので、ご興味のある方はぜひWFにてご確認いただければと思います。

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前回のWFから2年分の新製品が渋滞しておりましたのでアイテム数が多くなっていて恐縮ですが、なにとぞよろしくお願いします。
posted by keeman at 22:20| Comment(1) | トリプルナッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月07日

それでは幕張で!

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2/9 7-43-06 でお会いしましょう! 当日は寒くなりそうなので感染症対策もお忘れなく!
posted by keeman at 12:54| Comment(3) | トリプルナッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする